クラブ・プロスペール・モンタニェとは
フランス料理史を飾る著名な料理人の一人であり又、料理辞典”ラルース・ガストロノミック”の編纂者として名高いProsper
MONTAGNÉ(1864〜1968)氏の、その、後世に残る立派なエピグラム”美味しい料理は最高の材料でしか作られない”を踏襲する故ルネ・モラン氏により1950年フランス・パリ市において創立されました。
食文化に携わる料理店主、料理人、ガストロノーム並びにすべての食品関連職業を網羅した倶楽部であり現在、日本をはじめ、ベルギー、ブラジル、イギリス、ハンガリー、ルクセンブルグ、ドイツ、スイス、アメリカに支部を持ち、夫々が独自の活動をしております。
日本支部は1974年10月14日故アンドレ・ルデュ(Andre LEDUR)フランス本部会長承認の元に発足し50年の歴史をもち現在に至っております。
日本支部の活動は、食文化を通じての日仏親善を指針とし、その一環として日本における格調高いフランス料理の普及を目標とした大晩餐会・”プロスペール・モンタニェの夕べ”を例年400余名の参会を得主催しており、本年は44eを迎えます。
また、新人育成を目的とする料理コンクール”フランス料理最優秀見習料理人選抜コンクール”を年一回主催しており、(当年42e)、未来のグラン・シェフを目指す年齢経験ともに未熟な料理人を対象とするオーソドックスなフランス料理の基礎技術向上を目的とする独自のコンクールであります。
このコンクールには、フランス本部はもとより、国内の食に関する法人等、多くの支持をいただいており、当初の入賞者は現在シェフとして活躍しております。
日本支部の会員数は、他国支部の追従を許さぬ300名に達し、鈴木庸一会長のもと、秀でた料理人、製菓職人をはじめ食文化に携わる乳酪、精肉、鮮魚、青果並びに料理愛好家と広い分野にわたっており、格調高いフランス食文化の伝統をもっとも忠実に継承し、将来に向けて発展させるための友好団体のひとつとして、この趣旨に賛同と協力を惜しまぬ人々の集まりであります。 |